2012年5月12日 (土)

アメリカの大銀行がデリヴァティヴで巨額損失とか

     

ほ-れごらんなさい。報じられるところによれば、アメリカの大手銀行、JPモルガンが、日本円にして1,600億円にものぼる巨額損失を出した、という。同銀行の規模では、その屋台骨をゆるがすほどの損失金額ではない、とのことだが、過去の慎重で確実な同社の実績からは手痛い失敗で、どちらかと言えば心理的な影響の方が大きいのだろう。

同社は、手法に誤りがあった、と言っているようだが、違う。そもそも、デリヴァティヴによる私的財産の運用自体にあやまりがあった。過去の成功は運がよかった、今回の失敗は予想に使った確率がはずれて、運が悪かったにすぎない。

これにより、アメリカでは、ボルカー・ルールとやらによる銀行規制の実施が確実になり、これをうけて株価が暴落、とか。

もっとも、アメリカの株価は、リーマン・ショック前まで回復した、と言っているが、これはむしろ、リーマン・ショック前のバブル状態に戻った、というべきだ。危い。

アメリカ政府は、金融工学の失敗による損失をうけた金融機関を、公的資金で救済し、その穴埋めを一般勤労者からの徴税で行うという誤りをおかしている。実物経済は、これでは回復するわけがない。一般勤労者は、なんとなく釈然としない、と感じてウオール街でデモなど起こしつつも、その理論的根拠を理解していないため、いまひとつパンチがきかない。

一時的に株価が下がっても、ボルカー・ルールによる銀行規制の実施こそ、経済安定のための正しい道、と拝察するが。

  (拙ブログ、「どう考えてもおかしいアメリカの経済学」をご参照ください。左の「バックナンバー」をクリック、2009年10月をクリックのこと。)

                      (了)

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2012年4月29日 (日)

公益社団法人・NPO法人の「収支報告書」の書式が変だ

          

そんなに大きな問題ではないが、公益社団法人・NPO法人の「収支報告書」の書式が正確でないような気がする。

収入の部の中の収入合計額の中に、前期繰越収支差額が入っているのだ。

しかも、収入の部と支出の部が、なぜか別紙に分けられている。

最近、この種の会計報告書を見る機会があっておかしいな?と思った。ま、これがこの種の団体の会計慣行だ、と言われればそれまでだが。

言うまでもなく、公益社団法人・NPO法人の「収支報告書」は、商法上の営利法人の損益計算書に相当するもので、その組織の目的からして「損益」という言葉が適さないので代わりに「収入」、「支出」という言葉をつかっているだけなのだ。ただし「収入」、「支出」という用語も適切とは言い難い。

当期の収入、支出がこの組織の努力と成果を金額により表示する、という点で損益計算書と共通の性格を持つものである。収入と言っても必ずしも金銭の入金を表すものではなく、金銭で計測可能な価値の増加・減少を表す。

本来、それゆえ当期の収入と支出を対比させて、まず、当期はどうだったかをあらわすことが、主眼なのである。その後に、前期繰越収支差額・・・前期繰越損益相当・・・を差し引きし、収支報告書が完結する。

収入と支出を別紙にすることも、おかしい。縦に対比させる報告書形式でも、横に対比させる勘定式・・・T字フォーム・・・でもいいが、とにかく当期の数値を対比させなきゃだめっ。

これは、この種の団体のための会計基準にも明記されている、と理解している。

思うに、同窓会などの会費の収支報告と混同しているのではないか。同窓会の会費の報告書のように、前回からの繰越金を収入に加えるものではない。

これは想像だが、会計を知らない者が、勘定式・・・T字フォームを見て、そのまま左右を分けて、さらに丁寧に別紙に分けたのではなかろうか。T字フォームに表すと左側の収入の部に前期繰越収支差額が出てくる。これをそのまま、持ってきたのではないか?

ま、たいした問題ではないが、一言。

                            (了)

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2012年4月16日 (月)

北朝鮮の新しい指導者、金正恩氏に期待したい

              

皆さんは、なにをバカなことを言うか、とおっしゃることだろう。

何はともあれ、彼は20分に及ぶ演説をしたのだ。大方の論者は、単に金日成をまねただけだ、と酷評しているが、テテ親の金正日になかった画期的なことだと思うのだ。

テテ親の金正日は、その在任期間を通じて、たった一回、「朝鮮民主主義人民共和国は、永遠にチョンギレズラ!」とかなんとか叫んだにすぎない。

北朝鮮はもともと、旧ソ連の傀儡として発足した国だ。ソ連が、弱体な朝鮮半島の旧支配者に換え、ソ連で教育を受けた金日成をかついで支配しようとたくらんでできた、いわば悲劇の国家だ。

金日成自体は最初はそれなりに立派な人物だったと思うが、独裁政権というのは、あんな風になってしまうのですねぇ、息子を後継者にしてしまった。

金正日は、その遺言の中で、ロシア、中国、アメリカ、日本の4大国で朝鮮半島の統一を望んでいる国はひとつとしてない、注意せよ、と言っているという。

いや、日本は南北統一を望んでいる・・・と言いたいところだが、ま、統一朝鮮人/韓国人の国にあまり強くなってもらいたくない、というのが本音だ。

あの優秀なキツネ目の大統領治下、サムスンやヒュンダイ、それを支える国民もけっこう優秀で、けしてあなどれない。その上、からいものをふだんからたべ、すぐかっと頭にくる人たちだ。北には有望な鉱物資源が眠っている。

中で騒動がおこるのはやめてもらいたいが、そうは言っても過去に日本はそれで大もうけしたことがある。結局のところ南北が分裂している方が日本にとっては都合がよい。

金正恩は、おそらく悲劇の王子として終わることであろう。あの招待客を前にしたミサイル実験の強行にせよ、公正に実験失敗を認めたことにせよ、演説にせよ、画期的ではあるがはたして彼の意志に基づいて行われたものであるかどうかは疑わしい。かれの顔はいつもニヒルにゆがんでいる。取り巻きに支えられている、といえば聞こえは良いが、実態は自分の意思が思うように通らず、責任だけおしつけられてしまうことが目に見えている無念さ、後継者特有の心理がにじみでている。

そして彼の破局がやがてくる。よくあるでしょう?日本でも胴上げが。ワッショイワッショイかつがれて、いきなりドスンと地面に落とされるのが・・・あれだ。

しかし、小さな彼のこの犠牲で朝鮮は蘇る、と期待したい。

                           (了)

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北朝鮮のミサイル発射の日本政府の発表が遅いと大騒ぎ

    

マスコミは、北朝鮮のミサイル発射の日本政府の発表が、韓国、米国に比べ40分も遅いと大騒ぎ。当たり前でしょうがっ。ミサイル本体が発射後わずか2分で爆発、海中に落下したのだ。日本側のレーダーに映るわけがない。地の利が違う。韓国や米国と比較する方がおかしい。

自衛隊などがいくら待っても来ないものは来ない。警戒の必要などない。肩透かしを食ったのだ。確認のため発表が遅れて何が悪い。

マスコミはなぜこうも、政府批判一辺倒の単純な報道をするのか?マスコミ関係者は、本来相当な能力の持ち主のはずだが?

私に言わせれば、国民の信頼を失うのは、政府ではなく、こんな単純な報道しかできないマスコミだっ。

                      (了)

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2012年4月11日 (水)

"ちいばす"雑考

  

東京都の渋谷区が、コミュニュテイバス、“ハチ公バス”なるものを運営し始めたと思ったら、続いて、港区が“ちいばす”なるものを導入した。まぁ、都バスに比較して小さいバスということなのだろう。いずれも富士急交通が運行を受託している。

これが評判いい。私も乗り始めたらヤミツキになった。

まず、基本となるコンセプトが良かったのだろう。社会的弱者である老人や子育て中の人を中心に対象としたのだ。これらの人々は時間があるので急がない。だからバスとバスの間の時間間隔が多少長くてもよい。間隔を20分とした。(1ルートのみ例外で15分)また、間隔を一日の始めから終わりまで、20分に固定した。一時間に3本来るわけだ。

一つのルートについては、一日を通じて一時間のうちで全て同じ時刻に来る。だから一つの時間をおぼえれば、あとは20分を差し引きすれば良い。その停留所については、一日を通して、それ以上おぼえる必要はない。また、土、日、祝日も同様とした。

ただ、間隔が長い代り、時間には比較的正確に来てほしくなる。

そこで運行には無理のない充分な時間をとった。そのために、一定の主要停留所で調整のための時間を用意した。早すぎる到着の際は、待つ。こうして時刻通りに到着する確率をふやした。急ぐ人たち対象じゃないんだから、これでよい。むしろ予定時間に来さえすれば、その方を良しとしたのだろう。

ルートの設定にも工夫がみられる。

港区には坂が多く、地形の関係で都心のわりに意外と交通の便の悪い所が多い。こういう便の悪い場所をめぐったのち、交通の便のよい要所に出て客を乗降させ、また、交通の便のよい要所から、交通の便の悪い所へ分け入る。これを交互にやるルート設定だ。

客には、バギー車にのせた赤ちゃん連れが多く、にぎやかだ。赤ちゃんがまたかわいいんですねぇ。小さくとも皆それぞれ個性があり、むっつりととぼけ顔の者、泣きわめく者、笑いかける者、なにごとかをモグモグ話しかける者、ぐっすり寝込んでいるもの。寝ていれば、それはそれでまたかわいい。

フードなどで顔が見えないと、「どんなお顔?」とつい覗き込みたくなる。赤ちゃん痴漢とでも言うべきか?

老人も多い。港区は坂が多く、老人にはこのバスは助かる。坂の下で乗って、坂の上で降りる。

これら老人たちを見ていると、老人は爬虫類にどこか似てますね。風体がそうだが、なによりその独特のぎこちない動作が似ている。ぶきみだ。もっとも、私もその仲間だが・・・。

港区さんは、予算が潤沢にあるのでいいかもしれないが、これでは大赤字だろう、と思っていたら、それが全く違うようなのだ。仄聞するところでは、けっこうトントンだという。すばらしい。

あの有名な六本木ヒルズに隣接して、“けやき坂”という停留所がある。これが面白い。まあ行ってごらんなさい。運行ルートが交錯していてさっぱり理解できない。対面の停留所どうしは通常、反対方向行きが常識なのだが、この停留所は一つのルートを除き、反対方向行きはない。その例外のルートにしたところで、反対方向へ行くためには、わざわざ対面の停留所へゆかなくとも、待っていれば反対方向行きが来る、という奇怪さだ。

二つの停留所は道をへだてて対面にあり、名前は同じだが別の停留所だ。こうなったら区別するため名前を変えた方が良い。お勧めは、“けやき登り坂”と“けやき下り坂”だ。

蛇足になるが、なぜか、夏場はちいばすの中で、よく蚊にくわれる。大きく食われるのでなく、小さく数か所食われる。この蚊は見にくく、しかも、すばやい。想像だが、小型アカエイ蚊というヤツだろうか。又の名をビルディング・モスキートーという。構造上、バスのどこかに水たまりができ、そこで蚊がわくとは考えにくい。おそらく、ビルの中の水たまりに発生した蚊が、建物の中でバスが待機しているうちに入り込んだものと思われる。

ま、そんなこんなで、"ちいばす"を楽しんでいる。

                         (了)

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2012年3月31日 (土)

福島原発事故の議事録‐‐議事録の重要性

  

       やはり「かな文字」論‐‐か?

福島第一原発の事故の議事録がとられていなかった、と大問題。

日本の常識からいえば、あの大地震、それに続く原発事故で皆右往左往しているさなか、だれがのんびり議事録などとるか?と思う。

ところが、アメリカでは、他国の原発事故にもかかわらず関係者は日本の原発事故は大問題と騒いで、その騒ぎの議事録を詳細に取っていた、という。事後に、こまかく分析する目的だ。

アメリカは経験者だ。我々には知らされていないが、スリーマイル島以外にも、過去に軍事施設などで深刻な事故にあっていたに違いない。

だから、いったん事故が起こったときの処置については、充分吟味された対処法が定められていたのだ。さらに、事故が他国で生じた場合についてまで、その重要性をよく認識し、後の分析のため、詳細な議事録をとっていた。

日本在住のアメリカ人にも、即時、退去の勧告がでた。とりあえず安全とわかると、連中はすぐ戻ってきた。

一方日本ではどうか。

事故が起きたときのマニュアルがなかったに相違ない。事故がおきたときの原発の操作については、英文のマニュアルはあったという。翻訳はされていなかったらしい。

日本航空の御巣鷹山の事故では、職種の上下を超えて、機長、副操縦士、機関士が一体となり機体の立て直しに懸命だった、という。コレが日本人の行動様式だ。

その結果、機長は機体を捨てて、海面に不時着をするという解決策を考えることができなかった。まっすぐ飛んで遠州灘に着水、となればかなりの乗客は助かったはずだ。

福島原発ではどうだったのだろう?準備が全くなかったわけだから、混乱の極みだったことと拝察される。

一方、あの巨大地震に対して他の原発、東北電力の女川、東京電力の福島第二原発は成功裏に自動停止した。なぜだろう?このへんはよく考えた方がいい。

東南アジアの他国は、この辺をよく見ている。あれだけの地震にも、適切な対処があれば問題はない、と判断している。そして日本からの原発の導入だ。

事故の対処について、対策の議論の議事録だが、日本ではまず議事録を用意する重要性が全く認識されていなかった。他国では、後になって責任の所在をはっきりさせる必要があるので否応なく議事録をとる用意をする。事故中の混乱のさなかなので、発言の録音などをとりあえずやったのだろう。そのあと、落ち着いたところで文書化した。

日本では、全員一丸となって対処するので、後で責任の所在を確定する必要にとぼしく、従って議事録など眼中になかったのであろう。

また、これを文書化するにしても、日本語では「かな漢字変換」という作業があって、だれでも高速に言葉を文章にするわけにはゆかない。「かな漢字変換」は判断が要求され、スピードが出ない。大量の文書をすばやく作ることはむりがある。

事故後の議事録の検討が、その社会の進展に大きく寄与する、という議論があるが、もしそうなら、日本はかって主張された「かな文字論」いや、さらに進んで「ローマ字論」にしなければなるまい。漢字を廃止し、文書をすべてローマ字にする。こうすれば、簡単にだれでも録音機を聞いて議事録ができる。かのオリンパスから議事録用のすばらしい専用録音機が出されているという。

私が子供の頃、アメリカの占領政策の一環として、小学校にローマ字の教科書があったことがある。女性は言語能力にすぐれている、というが、女子の中にはローマ字の教科書をスラスラ読める者もいた。

ただ、専門用語や抽象語の表現はどうなるのだろう?混乱はないのか?

韓国では、表音文字のハングルを使っているというが、この点に問題はないのか?

                        (了)

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2012年3月18日 (日)

首都直下型地震にそなえる現地対策本部が有明にある。・・・いざというとき、機能するわけがないっ!

       

首都直下型地震に備えて、東京都の有明に、現地対策本部なるモノがある。こんなもの、いざ地震、となった時、機能するものですか。

これを決定した人の頭を疑う。

日本地図をごらんなさい。日本列島は、関東地方で大きく折れ曲がっている。この折れ目は、地面の裂け目なのだ。この裂け目に、利根川、荒川、多摩川などを経由して山から土砂が流れ、堆積してできたのが、広い関東平野だ。利根川などは、河口までの距離に比して、その高低差はあまりに小さい。

ほんのちょっと前、鎌倉時代まで、関東平野のかなりの奥地まで海が広がっていた。地名をみてください。皆これを示唆している。

この裂け目に、巨大地震が起きないわけがない。

群馬の館林からはじまり、春日部、三郷、東京都の墨田区などを経由し荒川又は隅田川の河口に至る線のいずれかが震源地となる。これが首都直下型地震だ。 

とりわけ、東京湾はその裂け目の最先端である。ここをゴミで埋め立てた。そのひとつが「有明」だっ。

私が子供のころ、何かの用で東雲まで行ったことがある。小型飛行機専用の飛行場があり、その先は潮干狩りのできる浅瀬だった。これが有明のイメージだっ。

その有明に、こともあろうに、防災センターの現地対策本部を設置した。地震が起こった時、この有明はどういう状況になるか、考えてもごらんなさい。液状化のセンターですよ。

緊急用のヘリコプターは発着できるのか。防災センターは機能するか?防災センターの職員の生命はどうなる。コレを救う方が急務となるのではないんですか?

あの悲惨な福島第一原発の事故を御覧なさい。いろいろ話を聞くと、関係者がよほどのバカでなければあんなことが起きるわけがない。あれは人災だ。

防災センターなるものの位置もまた同じ。どういう経過でこの位置が決められたのだろう?この辺は日本人はよく考えて反省しなければいけない。

                          (了)

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2012年3月10日 (土)

90兆円にものぼる国家予算が可決された。いくらなんでもひどすぎる。

  

元金融庁長官、五味なにがし氏は、テレビで、「民間はお金持ちですから」と言った。だから、増税で政府の財政赤字をうめることができるじゃないか、というのだ。冗談ではない。民間の金の大部分は、営々と苦労して稼いだ金だ。一部の御用学者が言うように「クニ」のものだ、などと国民所得を一律に論じられては困る。国家と民間の区別ははっきりつけて論じてもらいたい。

おことわりしておきますが、多くの点で私は五味氏の経済の見解に賛成だ。口幅ったいが、彼は金融の何たるかをよくご存知だ。しかし、立場というものは争えない。彼にしてやはり長年の官僚的発想からはぬけだせない。

民間の金の中には、一部、高級官僚及びその天下りの皆さんの金や、農協、漁協の圧力団体の金も含まれる。政府から、これらの人々や団体に、一旦渡れば、それは民間の金となる。これらについては即刻政府は過剰な支払分を増税で戻してもらう必要がある。もちろん、将来の支出はできない。

しかし、これとそれ以外の、民間会社が稼いだ金や、これに従事した勤労者の持っている金は違う。安易に増税で取られるべきものではない。

政府の財政赤字の原因は国家のだらしない支出によるものだ。選挙の票の獲得に結び付くという理由だけで行われた人気取りの支出だ。「○○党がやりました」などと結局は国民負担になる支出を政府に強要して、平然としている政治団体もある。これと同じことを責任ある政権政党にやってもらっては困る。

民主党、小沢氏は、消費税増税に反対だといい、野田氏に批判的だ。私も反対だ。小沢氏にはぜひ、財政再建の方法も提示していただきたい。小沢氏は、その強力な指導力でこれを、やりとげてくれるんでしょう?彼は悪いくせで、いつも説明が足りない。ちゃんと反対の根拠、対策などを、国民にわかるように説明してほしい。国民だってバカじゃない。きちんと説明があれば、予算をけずることによる不便もがまんするのだ。

民間では、無い金は払えない、というのが常識だ。政府は、金がないから必要であっても重要度が相対的に低い方から予算を削る、となぜ言えない。政府、いや、野田氏の一定の筋が通った理念があれば、それにそった独断で判断して良い。それが通らなければ国民が悪い。ギリシャの悪い例から、日本も学ばなければいけない。他山の石、というヤツだ。

まず、公平な選挙制度にして、圧力団体を排除する。行政改革、老人医療、年金の支払い、などなど、で予算を減額すれば相当額、予算の削減になる。

イギリスでは前年比25%けずった。これを見習いなさい。日本でもできないことではない。

                          (了)

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2012年2月25日 (土)

AIJ投資顧問による企業年金資産2、000億円の消失

      

   

‐‐ 根本原因は金融工学の理論の欠陥だっ! ‐‐

エンロン事件、リーマン・ブラザーズの破綻、サブプライム・ローン問題から発展した欧州金融危機、に続いて、またしても今度は日本で、AIJ投資顧問による2,000億円にも上る企業年金資産の消失が起こった、という。

全く議論されないのは奇異だが、これらはすべて金融工学関連の理論の欠陥にある。結果として損失かくしが倫理上の問題とされるが、彼らはすべて初めは巨額の利益をたたき出したのだ、と思う。これは本当のことに違いない。しかし、事情は一変、アッというまに変化して、投機マネーの資金をすってしまった。彼らにしてこれを捕捉する時間がなかったのである。それほど事態の進展は速かったのであろう。

金融工学のなにが問題か?

まづ第一は、数学的な確率論で計算した結果による推計で投機をすることだ。

第二は、しかもこの確率は過去の実績のみに基づいているもので、今までに例を見ない新たな条件に対しては無効なのだ。また、計算の基礎となる資料が小さく、統計的手法にしたところで、そんなに正確なモノではない。

数学的な確率論で計算した結果とは、政府による経済予測などなら問題のないものであろう。それは、対象とする資料が十分に大きい。だから外れる規模は相対的に小さく、外れたところで、大きな問題にはなりにくい。関係者はなんだかだ言っていいのがれをして、チョンだ。

しかし、私的財産ではごまかしが効かない。いくら確率が低くとも、外れる時は外れて巨額な損失が出て、取り返しつかない結果となるのだ。

過去の実績のみに基づいて予測するのも問題だ。

かれらは経済学中のエコノメトリクス理論による計算式に数値をあてはめて、連立方程式を建て、この解により売買する。この方程式なるモノがくせものだ。いかにももっともらしくギリシャ文字などを当てはめて係数や定数をつくるが、その方程式による曲線は、単に過去の統計の曲線がそれに当てはまるからそう造った、というにすぎないのだ。

我々には知らされていないが、日本ではすでに、メガバンクなどがこれで大損しているに違いない。金融庁主導による3大銀行の合併などそれなのではないのか?他行の損失隠しを目的に、損がないのに道連れにされた銀行の立場はどうなる。憮然とした表情の頭取さんがいた・・・ような気がするが、どうだろう?我々からみれば、態度悪いなあ、と思うが、それまで努力してきた頭取さんの立場からすれば当然だ。一般的に企業の合併は、その後なかなか融和がむずかしい、というが、とりわけあの3行はむづかしいのだろう。

我々、小額預金者の大衆にしたところで、銀行救済のための恣意的な低預金金利をよぎなくされている。これでは消費はのびず、デフレにもなる。

そして、またしても今回の事件だ。バブル崩壊でさんざんな目にあった日本では起きない、と思っていたが、残念だ。

幸か不幸か、このたびは企業年金で、100%事業者負担だったので、勤労者が営々として拠出・・・それも強制的に取り上げられた資金ではなく、ま、不幸中の幸いだった、のだろうか?

ほとぼりがさめたころ、実は、・・・などと言うんではないでしょうね。

閑話休題

と、ここまで書いて新聞を広げたら、何のことはない、単なる取り込みサギの可能性もでてきた。タックスヘイブン国に金を送り込み、それから先をうやむやにして投資などではない別の目的で金が使われた可能性もでてきた、と言うのだ。それじゃあだまされる方も悪い。何をか言わんや。

                           (了)

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2012年1月 8日 (日)

故人の責任の追及のないニッポン・・・死んだら仏になるので

     

尼崎脱線事故について、JR西日本の経営幹部の責任が裁判所で問われている。

もちろんなにがしかの責任はあるでしょうよ。しかし、あの事故の主たる責任者は、誰が何と言おうと、運転「士」だっ。

私は確たる証拠を持っているわけではないが、あの事故は明らかに典型的ないねむり運転だ。前の駅の停車位置が少し行き過ぎて止まった、と言う。ここでちょっと眠って、はっとして気が付きかろうじて止まったのだ。その後運転を継続し更に眠ったのだ。

スピードが出すぎて気づいたときはもう遅く、たまたま急カーブで、もうそのときは制御不能で脱線、まっすぐ民家に突入したのだ。

かなり前のことだが、私はカーブの多い山道で車の運転をしていた。前を行く車が妙にふらふら動く。カーブに来ると、ハッとしたようにちょっとまともに走る。これを繰り返していた。明らかな居眠り運転だ。危ない。私はチャンスをみて追い越したが、その後、その車がどうなったか知らない。

本人が死んでいるので責任追及は無意味だ、というのであろうが責任はともかく、なぜそんなにスピードを出したのか原因をはっきりさせなければダメッ。はっきりさせなければ同じことがまた起こりますよ。

全てを機械にまかせることなど無意味だ。何のための運転「士」か?と言いたい。責任を明確にしなければ、ある意味で運転「士」の存在意義を否定することになる、と思うのだ。これは運転「士」のプライドにもかかわる。

彼は、前夜どういう生活をしたのか?事故直後、ご家族はマスコミから遮断され、はっきりしない、との事。しかし、これは、はっきりさせるべきだ。ウソをついてはいけませんよ。個人の生活管理責任だ。運転「士」たるもの、職務の前日には節制を心がける、という責任がある。職務規律の問題だ。原因を追究されると都合の悪い何らかの団体が故意に隠そうとしているのではないか?

日本航空の御巣鷹山の事故も、大量の死者がでた事については、私は機長にも一端の責任がある、と思うのだ。まっすぐ進んで海上への不時着水をする早めの決断をする責任が機長にはあったのだ。この時も彼が死んで仏になったので、何ら責任は議論されなかった。

今回も、本人が死んで全くその原因が議論されていない。こんなことでは本当の原因がうやむやになり、また、同様の事がおこりますよ。今回の事故で死んだ多数の犠牲者は浮かばれないことになる。

                          (了)

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